治療実績(男性不妊治療)

庄院長の手術実績(累積数)(2023年6月14日現在)

顕微鏡下精索静脈瘤手術:1512件
精巣内精子回収術:355件

メッセージ:当院では安全を最優先に、結果につながる質の高い手術の提供を目指しております。当院では2018年に顕微鏡下精索静脈瘤手術が保険適応になる前より手術用顕微鏡を導入し、手術用顕微鏡下に動脈・リンパ管をできる限り丁寧に剥離・温存し、内精索領域の静脈のみならず、外精索領域の静脈も処理しております。一部の施設から内精索領域を一括で結紮し処理する術式が報告され学会場でも問題視されましたが、当院では一貫して内精索領域のみならず、外精索領域の動脈もリンパ管とともにできる限り温存する術式で行っております。難易度が上がり追加で時間も要しますが、当院では精管周囲の拡張静脈の処理も行っており、静脈瘤の再発がないよう細心の注意を払っております。幸い、今まで執刀した手術において、精巣萎縮の経験はありません。不安もあると思いますが、全ての患者様に丁寧な結果に結びつく治療を心がけております。難易度の高い停留精巣術後の顕微鏡下精索静脈瘤手術や、血液透析中の方の手術にも対応しております。

 

精巣内精子回収術における精子回収率

閉塞性無精子症(conventional TESE)
2020年7月~2023年6月 精子回収率:100%(全例で精子回収)

非閉塞性無精子症(micro-dissection TESE)
2020年7月~2023年6月 精子回収率:31.4%
*停留精巣の既往     精子回収率:73.3%
*ムンプス精巣炎     精子回収率:100%
*高度微小結石症     精子回収率:100%
*脊髄損傷(造精機能障害)精子回収率:84.6%
*顕微鏡下精索静脈瘤手術後の射出精子回収3例

メッセージ:一般的に非閉塞性無精子症の方の精子回収率は30-40%と報告されておりますが、非閉塞性無精子症と一言で言っても、その原因は様々です。造精機能が低下していても(非閉塞性無精子症の診断でも)、既往歴や超音波検査などの所見によっては精子回収の期待は60%を超えると予想できる場合もあります。一方で、精子回収が見込めないと判断される染色体異常・遺伝子異常の方もいらっしゃいます。まずは正確な診断が大切だということは言うまでもありません。
2021年のTESE手術件数は当院が福岡市内で最多でした(福岡市HP)。

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